たくさんの借金方法がある中でも、カードローンやキャッシングは比較的簡単に追加の借入が出来る方法です。このため、意外と返済期間が短くない場合も少なくありません。たくさんの金額を借りている人は、当然ですがすぐに返済できず返済期間が増える場合も少なくありません。
その一方で、当日返済をする人もいます。これはお金を借りて借りた当日に返済するという方法で、カードローンやキャッシング活用の高度なテクニックです。このメリットやその内容についても紹介しましょう。
返済期間はどのくらいが平均?
まず、カードローンやキャッシングなどの消費者金融の場合、あまり長期間借りる人は少ないという傾向があります。
これはとある統計からのデータなのですが、実は2割近くの人が、一週間から一か月以内に返済しています。また、一週間以内に返済する人が4パーセントもいます。短期間に返済する人が多いようで、1か月から2か月以内に返済する人が15パーセント程度と、比較的借りる金額や期間は長くありません。
ただ、その一方で6か月から1年以内に返済するという人が1割以内、1割ほどが1年から3年以内に返済をしているようです。このため、あまり大きな金額を借りても1年ほどで何とか返済してしまうという人もかなりいると考えた方がいいでしょう。
とはいえ、借りてからだいたい3年以内に全額返済する人が多く、ほぼ半数の人は1年以内には完済してしまっているという事が多いでしょう。10年以上かけてじっくり返済している人も3パーセントほどいましたので、長く時間をかけて返済する人もいます。
借入金額は少額が多い
一方、同じ統計を見ると、借入金額についてはそこまで高額ではない傾向が見られます。
まず、借入額については23パーセントの人が1万円から5万円の範囲で最多となっており、それより少ない人も1割ほどいます。このため、だいたい3分の1の人が多くても5万円ほどで、あまり大きな金額を借りる人はそう多くはない、といえるでしょう。
たくさん借りている人もいない訳ではありませんが、15万円以上の高額な借り入れをしている人は10パーセントにも満たない傾向があります。特に100万円以上の借り入れをしている人はほとんどいないため、基本的に大きな金額を利用する事は難しいか、レアだと考えるといいでしょう。
ここから見ると、カードローンなどはチョコチョコ借りてコツコツ返済するとか、数万円を借りて翌月に一括で返済をするというパターンが見られます。少しだけ借りて返済しながら必要な時にだけ借りるとか、少額を利用するという利用方法が多く、一気に高額を借りられる人はあまり多くないようです。
返済期間は借入をすれば伸びる
この返済期間については、いくつかの方法で伸びる事があります。
ひとつは支払い方法を変更する方法で、特に翌月一括払いからリボ払いや分割払いなどに変更すると、返済期間を延ばす事が出来ます。これは借りる時や借りてから返済方法を変更する方法です。
次に、リボ払いにしている場合はその残高によって返済額や返済期間が決まります。このため、返済期間は追加の借り入れをすればさらに増えますし、返済残高が増えれば増えるほど返済期間は伸びます。
また、借入の際に返済額を減らしたり、あまり増やさないようにすればますます返済期間は伸びる傾向があります。返済期間を伸ばしたいのならば、返済額をそのカードローンやキャッシングサービスが指定する必要最低限の金額にしましょう。
返済期間を伸ばしたい場合は相談して支払い方法や支払金額を後から減らし、その代わりに返済期間を延ばす事も出来ます。ただし、これは必ずどこでも対応している訳ではありませんので、相談しておきましょう。
返済期間を短くできる繰り上げ返済
逆に言えば、返済期間を短くできる方法もあるのです。
返済期間を短くするためには、まず支払い方法を翌月一括払いにして、次の月の指定日にしっかり返済できるようにしておきましょう。ただ、リボ払いで借り入れをしてから返済期間を短くするために後から一括払いに変更、という事は出来ないカードローン会社も多いようです。
次に、リボ払いにしているのならその残高をできるだけ早く減らすために、効率よく返済するために追加の引き落としをするように手続きをしたり、リボ払いによる毎月の返済額を増やすことでも対応が可能になります。返済額を増やすことでリボ払いでも効率よく返済できますし、利息の負担も減っていきます。
そもそも借入の時に大きな金額を借りない事も返済期間を短くする方法となっています。返済期間を短くするためには借りすぎないことはもちろん、追加で返済が出来る時は繰り上げ返済などを利用して出来るだけ追加で返済し、出来るだけ利息の発生などを防いでおきましょう。
当日返済とは?どういう方法なのか
ところで、キャッシングをする人の中には当日返済という物をする人もいます。あまり数は多くありませんが、利息を減らしたりキャンペーンのために使う人もいます。
この方法は、キャッシングサービスに申し込んで借り入れをし、借入をした日に振り込みなどで返済するという方法です。
借りた日に返済をするので利息は発生せず、必要な時に必要なお金を借りて、支払いが終わったら自分の貯金などから返済することで返せるというものです。数時間だけお金が必要だとか、銀行から振り込みは簡単に出来るもののATMなどがなく引き出しが出来ない場合に使う人もいます。
また、カードローンやキャッシングサービスに申し込むことでポイントがゲットできたり、色々な仕組みを組み合わせてお得になる方法もありますが、この方法はポイントやシステムに詳しい人向けです。
そしてこの方法は全額を一括で返済するのではなく、1万円でも当日中に返済することで利息を節約する方法になります。銀行振り込みの手数料は発生しますが、節約したい人にはいいでしょう。
まとめ
カードローンやキャッシングはあまり大きな金額を借りるのではなく、1回あたり数万円程度を借りて翌月までには返済する、というプランが大きいようです。ただ、大きな金額を借りてコツコツ返済も出来ますし、リボ払いで効率よく少しずつお金を返す事も出来るでしょう。
その一方で、カードローンや各種ローンに詳しい人がサービスを利用して当日中に返済したり、1か月以内に返済をするプランがよく見られます。カードローン利用に伴う利息の負担を減らすためにも、返せる余裕が出来たら返済する方がいいでしょう。