複数社から借りてしまうとどこにいくら払ったのか把握できなくなって、実は損しているにもかかわらずコツコツ返済してしまっていたって人、実は結構多いんです!
金利の仕組みについてしっかり理解して、おまとめローンを活用すればお得にそして効率的に返済することができます。
この記事ではそんな金利やおまとめローンの情報をわかりやすくまとめました。
なぜ複数社から借りると損?
利用するカードローンの会社が増えると返済日もそれぞれ異なることが多いので、その分スケジュール管理も大変になっていきます。すると、うっかり返済期限を過ぎて遅延損害金を取られて損してしまう可能性が高くなってしまいます。
また、返済先が増えると、
「自分が月々払える額がいくらで、毎月いくら払って、いつ完済する。」
という返済のゴールが見えづらくなってしまいます。
ゴールがみえず漠然と返済していると、なかなか完済せずグダグダと払い続け、最終的にかなり損していたという事態になる可能性がかなり高いです。
さらに、ローン会社をまとめると金利の関係で金銭的にお得になるのですが、そのことについては次の項目で詳しく説明します。
金利の仕組みについて
まずは、利息と金利の違いをきちんと把握しておきましょう。
利息:お金を借りたときにローン会社に払うレンタル料金のようなもの。
金利:元の借りているお金(元金)に対するレンタル料金の割合が一年単位で計算されたもの。
例えば10万円を金利20%で一年間借りた場合、一年で2万円の利息が発生するという計算になります。
ここでポイントなのが、日本の金利は借りる金額の大きさによって法律で上限が定められていると言うことです。
「利息制限法」によると、
- 元本が10万円未満の場合:年20%
- 元本が10万円以上100万円未満の場合:年18%
- 元本が100万円以上の場合:15%
と定められています。
つまり、借りている金額が大きいほど(まとめて借りているほど)金利が低くなる傾向があるのです!
例えば
「A社から金利18%で95万円」
「B社から金利20%で5万円」
借りている場合、一年間で合計181,000円の利息がかかりますがそれらをまとめて
「C社から金利15%で100万円」
借りて返済した場合、一年間で合計150,000円の利息になり、31,000円お得になります。
おまとめローンで得する仕組み、分かっていただけたでしょうか?
このように金利の高い細々とした借入をおまとめローンでまとめることによって、実質金利を下げられる場合があります。
ただ、おまとめローンで借金を一本化することで返済期間が伸びてしまい、総返済額が高くなってしまう可能性や、よく計算せずに逆に金利が高くなってしまって損してしまう場合もあるので、一本化する前にどこのカードローン会社はどれくらいの金利で扱っているかしっかりと確認することが必要です。
まとめ
カードローンを利用していると、一社目で必要なお金が借りられなかったので2社目、3社目と複数のカードローン会社に申し込まざるを得なかったなど、やむを得ない理由で複数社から借りてしまうこともあります。そんな時には是非おまとめローンを有効活用してみてはいかがでしょうか。