借りすぎて膨れ上がってしまった借金は簡単にはなくなりません。返済しても残高がまったく減らない状態では、完済の見通しが立たずに気分も落ち込んでしまうでしょう。ここではカードローンとキャッシングの返済を少しでも楽にするために、借り換えについて説明しています。今より好条件のローンに借り換えすれば、返済の負担は軽減するはずです。借金を延滞するようになると今後の取引にも影響してくるので、カードローンとキャッシングの借り換えは早めに済ませてください。 なるべく低金利のローンを利用しよう 高金利でカードローンやキャッシングを利用している人は少なくありません。金利は利息に直結してくるので、たとえ1%でも低金利で借りたいでしょう。ローン契約時には印紙代、ATMから借りるときは手数料が発生したりしますが、これらの金額は小さいものです。ローンにおいて利息ほど大きな手数料はないので、高金利のカードローンやキャッシングを利用している人は早めの借り換えをおすすめします。高金利だと利息が大きくなり、借入残高がなかなか減りません。 残高に対して利息が付与されますので、利息を抑えるには残高をいかに減らすかがポイントです。低金利のローンに借り換えすれば、返済における元金充当分が大きくなりますので、効率よく元金と利息を減らせるでしょう。残高が10万円と50万円の状態を比較すると、利息も5倍違ってくると考えてください。ローンによって金利が異なり、同じ銀行ローンでも数%も差があるケースは多いです。定期的にローンの見直し・借り換えをすることが返済総額を抑えるコツです。 借金には必ず利息が発生します 100万円の借入をしたなら100万円の返済をすれば大丈夫と考えている人は多いですが、どのような借金にも利息が発生します。30日間は無利息で借りられるなどの特典を展開しているローンは多いですが、有効期間が設定されています。永久的に無利息で借りられるローンは存在せず、必ず借りた金額以上を返済しなくてはいけません。賢くカードローンとキャッシングを利用するには、利息を減らすことが最大の鍵です。利息は返済方法によって変わり、短期返済をすれば少なくなります。一方で返済期間が長引けば利息は大きくなるので、むやみに長期返済プランを選ばないようにしましょう。 利息は借入額にも比例し、たくさん借りれば借りるほど多くの利息が発生します。カードローンとキャッシングは便利なローンですが、繰り返し借入することで借入総額が増えてしまい、利息が膨らんでしまうケースが少なくありません。利息を減らしていくためにも、追加融資をなるべく受けないことが重要になります。 借り換えをするなら今より低金利で 借り換えにはローンをまとめる役割がありますが、金利と返済総額を減らすメリットもあります。カードローン・キャッシングの借金を減らすには、今より低金利のローンを探す必要があります。ノンバンク系から銀行ローンに借り換えするケースは最も多いです。銀行は消費者金融より数%ほど低金利を設定していることが多く、この数%が非常に大きいのです。借入残高が少ないときはあまり意識しないかもしれませんが、借入残高が増えてくるほど実感するでしょう。 今より低金利で借入するためには、カードローンとキャッシングの金利の上限値を把握しておく必要があります。18.0%の上限値よりも15.0%のほうがお得意に借りられます。借り換えしても借入した借金そのものが減るわけではありませんが、利息は減らせるのです。カードローンとキャッシングはローンのなかでも高金利が設定されています。だからこそ借り換えをするメリットは大きいのです。高金利で借りている人はもちろん、高額融資を受けている人も借り換えを検討してください。 総量規制対象外の銀行ローンを カードローン・キャッシングを賢く借り換えするなら、総量規制対象外のローンが狙い目です。総量規制とは借りすぎを防ぐための法律であり、ノンバンク系のローンに適用となります。年収の3分の1を借入できる上限にする決まりであり、消費者金融や街金・学生ローンなどが対象です。一方で銀行ローンは対象外になるので、年収の半分の借入ができるケースもあります。借り換えすると一時的に借金が増えるので、総量規制対象外の銀行ローンを利用するのがおすすめです。 消費者金融から総量規制の満額まで借入している場合、それ以上は追加融資を受けられません。つまり消費者金融ローンでの借り換えはできないのです。こうした場合は総量規制対象外のローンを利用するしかないわけです。銀行以外だと信用金庫や農協ローンなど、営利を目的としない金融機関のローンも総量規制対象外になります。完済するまでの返済計画を立てて、支払い総額を把握しておきましょう。利息が減れば総支払い額も減るので、実質的に借金が減ると考えて間違いありません。 借り換えを早めに実行したい理由 カードローン・キャッシングの借り換え時期は早ければ早いほどいいです。今月分の支払いができないような状況に追い込まれているなら、借り換えよりも債務整理が必要です。借り換えはまだローンを延滞していない状態で実行するべき解決方法になります。そもそもローンを延滞するような状況になると、個人信用情報機関に延滞履歴が残りますので、借り換えローンの審査を受けても通りません。審査に通過できない状況になる前に借り換えする必要があるので、少しでも利息を抑えたい、毎月の支払い額を抑えたいといった状況で決断するのがおすすめです。 借り換えの審査においても、希望額が少ないほうが審査に通過しやすいです。100万円を借りるのと200万円を借りるのとでは、後者のほうが難易度が高いのは間違いありません。借金が増えすぎてしまう前にカードローンとキャッシングの借り換えをするのが得策です。また借り換えはローンをまとめたい場合も役立つので、複数社から借入して返済手続きが面倒になっている人も検討してください。 まとめ 借金を効果的に減らすためにも、借り換えという選択肢を考えましょう。カードローンとキャッシングは非常に便利なローンですが、金利が高いという問題があります。今よりも低金利で貸してくれる金融機関があるなら、一日も早く乗り換えするべきでしょう。金利を抑えることは利息を減らし、支払い総額を圧縮することにつながります。借り換えするときのポイントは、今よりお得になることです。また複数のローンをまとめたい場合にも役立つでしょう。